sotel - SSL and OTP telnet for WindowsCE
Version 0.1.6 Mar 12, 1998
Copyright (C) 1998 NEC Corporation
All rights reserved.
1. 概要
sotel は WindowsCE で動作する TELNET クライアントアプリケーションです.
伊藤栄一郎氏が開発した Console 環境で動作します.
sotel は WindowsCE 2.0 の SSL を使って SSL telnetd と暗号化通信をする
ことが可能です. また, ワンタイムパスワード計算機を内蔵しているので, パス
フレーズを入力するだけでサーバにログインすることができます.
2. 使用条件
1. 本ソフトウェアは無償でご利用いただけます.
2. 日本電気株式会社は, 本ソフトウェアを使用したことによるいかなる損害に
対して一切責任を負いません.
3. 本ソフトウェアを含むソフトウェアパッケージを販売することはできません.
4. 配布パッケージ内のファイルを改変せずに全てのファイルを添付する場合に
限り, 再配布は自由に行って構いません.
3. 配布パッケージ
この配布パッケージには次のファイルが含まれています.
o sotelmp.exe sotelのプログラムファイル (MIPS版)
o sotelsh.exe sotelのプログラムファイル (SH版)
o sotel.txt リリースノート(英語)
o sotel-j.txt リリースノート(日本語)
o src.zip ソースファイル
4. インストール
1. CONSOLE(*1) Ver.0.23以降をインストールして下さい.
2. お使いの H/PC の CPU タイプに合ったsotelをH/PCの適当なディレクトリに
コピーして下さい.
(*1) CONSOLEは伊藤栄一郎氏が開発したソフトウェアです.
から入手して下さい.
5. 使い方
1. CONSOLEのシェルから使う
\>sotel hogehoge
(sotelがルートディレクトリにあり, サーバ hogehoge に接続する場合)
2. sotelのコマンドで使う
1. sotelを起動する
2. サーバに接続する
telnet>open hogehoge
(サーバ hogehoge に接続する場合)
6. 機能の説明
1. CONSOLEのシェルから使う場合
\>sotel hogehoge [port]
hogehoge サーバ
[port] ポート番号(省略時は23番)
2. sotelのコマンドから使う場合
サポートしていないコマンドを入力するとヘルプが表示されます.
サポートしているコマンドは次の通りです.
OPEN サーバに接続
open hogehoge [port]
hogehoge サーバ
[port] ポート番号(省略時は23番)
CLOSE サーバとの接続を切断
close
QUIT sotelを終了する
quit
SSL SSLのネゴシエーションモードを変更 (起動時はtelnetモード)
ssl {telnet|only}
telnet 接続時にTELNETの認証オプションでSSLへの切替え
を行います. 認証オプションをサポートしない
サーバの場合はSSLへの切替えは行われません.
only 接続直後にSSLへの切替えを行います.
AUTH TELNETの認証オプションの処理モードを変更 (初回起動時はon)
auth {on|off}
on 認証オプションを処理します.
off 認証オプションを処理しません.
一部の telnetd ではoffにしないと接続できない
場合があります.
OTP OTP計算機機能のモードを変更 (初回起動時はon, skeymd4)
otp {on|off|skeymd4|skeymd5}
on OTP計算機機能を使います. このモードのときは,
受信データ中にチャレンジがあるかどうかを監視
しています.
off OTP計算機機能を使いません.
skeymd4 s/keyをMD4で計算します.
skeymd5 s/keyをMD5で計算します.
LOG ログをファイルに出力します.
log {open|close} [filename]
open filename で指定したログファイルをオープンしま
す. filename を省略した場合は sotellog.txt に
ログを出力します.
close ログファイルをクローズします.
3. '^]' によるエスケープ
サーバに接続中に '^]' を入力するとコマンドモードになります. ログの出力先
などを変更する場合や, 強制的にサーバとの接続を切断する場合に使います.
コマンドモードでリターンキーだけ押すと復帰します.
7. 制限事項
o SSLのクライアント/サーバ認証機能はありません.
8. お問い合わせ先
このソフトウェアは で配布します.
ご意見やバグ情報は pochi@ccs.mt.nec.co.jp 宛てにメールでご連絡ください.
WindowsCE Users ML でもサポートを行います.
9. 改版履歴
Ver.0.1.6 (1998/3/12)
o sotel の開発を pochi Project に移行
Ver.0.1.5.2 (1998/3/2)
o OTPまわりのバグ修正
Ver.0.1.5.1 (1998/3/1)
o s/keyをMD5で計算できるようにした.
o AUTHとOTPの状態をレジストリに保存するようにした.
Ver.0.1.5 (1998/2/24)
o Console Ver.0.23のESCシーケンス処理に対応
o エラーメッセージを追加
Ver.0.1.4 (1998/1/25)
o BSの処理で行が上に上がるバグを修正
o LFの処理でスクロール域をみるように修正
o ESC Cの処理をESC cに修正
o ESC Eの処理を修正
o ESC [ Pn L, ESC [ Pn M を追加
o 接続時のエラー処理を修正
Ver.0.1.3.3 (1998/1/17)
o デバッグログの方式変更
Ver.0.1.3 (1998/1/10)
o ログ機能追加
Ver.0.1.2.5 (1998/1/10)
o ESC [6n 処理追加
o TELNETネゴシエーションシーケンス修正
o デバッグモード追加
Ver.0.1.2 (1998/1/9)
o SO_OOBINLINEオプションを入れた
o sotelの引数のホスト名を見るようにした
Ver.0.1.1 (1998/1/7)
o NVT制御コードの判定を入れた
Ver.0.1 (1998/1/6)
o 初版α公開