---------------------------------------------------------------------------- ATAPI LS-120 (wfd)ドライバ Ver 1.1 1998/1/31 佐藤 淳一 ---------------------------------------------------------------------------- ● はじめに このドライバは、FreeBSD2.2.5-RELEASE で ATAPI の LS-120 ドライブが 使えるようにするものです。 デバイス名は、wfd です。 LS-120(wfd)ドライバで利用可能なフロッピーディスクは、次のとおりです。 . 120MB . 1.44MB . 1.25MB (PC-9801フォーマット/FATファイルシステム) (注) . 1.2MB . 720KB (注) mount_msdos は、512Byte/sec しか対応していませんので、PC-98フォー マットのディスクをマウントすることができません。このディスクを読み 書きするには、別途 1024Byte/sec 対応の mtools などが必要です。 不具合を見つけた方は、ぜひレポートをお願いします。 ● インストール 1. カーネルソースにパッチをあてます。 # cd /usr/src/sys # patch -p < ls120-driver-980131.patch 2. MAKEDEV にパッチをあてて、wfd デバイスファイルを作ります。 # cd /dev # patch -p < MAKEDEV.patch # ./MAKEDEV wfd0 3. disktab にパッチをあてます。 (disktab ファイルに LS-120 用エントリーが欲しい場合) # cd /etc # patch -p < disktab.patch 4. LS-120 ドライバ(wfd)を組み込んだカーネルを構築します。 カーネルコンフィグレーションファイルに次の記述を加えます。 device wfd0 #LS-120 なお、wfd ドライバを使うためには、次の2つのオプションも必要です。 options ATAPI #Enable ATAPI support for IDE bus options ATAPI_STATIC 5. カーネルを再構築します。 以上で、LS-120 ドライバ(wfdドライバ)を組み込んだカーネルができあがります。 新たに作ったカーネルで起動すれば、LS-120 ドライブは、wfd として利用できる ようになります。 ● UFS ディスクの作成方法 . ディスク全体を使う場合 (wfd0a wfd0b.... wfd0h といったパーティションも使えます) # disklabel -rw wfd0 fd120m # newfs /dev/rwfd0a . fdiskでスライスを切る場合(120MB フロッピーのみ) # fdisk -i /dev/wfd0 ... パラメータを設定します。 # disklabel -rw wfd0 fd120m # newfs /dev/rwfd0s1a wfd ドライバで UFS ディスクを作る方法は、od ドライバと同じです。 ● TODO . 低レベルフォーマットのサポート ● 変更履歴 Ver 0.1 最初のベータバージョン Ver 0.2 PC-98フォーマットのサポート Ver 0.5 プローブメッセージを正しくした。 Ver 0.6 ATAPI CD-ROM ドライブと共存した場合に、CD-ROM ドライブがプローブ されなくなる問題の対処 Ver 1.0 スライスのサポート Ver 1.1 3.0-CURRENT に commit されたドライバと機能を同じにした。 . デバイスの major 番号の変更 (Thanks to Paul Traina) . ATAPI Zip サポートの追加 (Thanks to Mike Smith) . パーティションを切ると UFS ディスクが壊れる問題の修正